レース愛好者の会がブリュージュ(ベルギー)で開催された翌年の1982年に、フランスのレース・センターが国際的なレース組織の設立を提唱し、OIDFAは発足されました。レースの振興と研究を主な目的とし、世界34ヵ国、男女合わせて2000人以上のレース制作者・研究者・愛好者によって支えられています。機関誌を年4回発行し、2年ごとにメンバー国のうちの1つで国際的な会議を開催しています。主催国や参加国によるレースの展示・販売・研究・講議・デモンストレーションが行われ、世界中のレース愛好家にとって一大イベントと呼ぶに相応しいもので、回を重ねるごとに参加者が増え、一般の人にとってより身近な存在になっていくでしょう。
2004年からOIDFAの日本会員を取りまとめる代表として活動させていただく事になりました。日本人レースメーカー達の状況や展望をOIDFA議会に報告・提案すると同時に、各国の情報を持ち帰り、日本におけるレースの存在をより向上させる為のパイプ役になれればと思っています。そして、その為にも皆様の熱意と協力を必要としています。
2004年に日本会員に代表なった当時、「近い将来、世界レース大会を日本で開催できれば」と夢見ていました。2006年には、2010年の大会を日本で開催する事が決定し、また一歩夢の実現に近づく事ができました。開催に向けてやるべき事も多く、皆様の協力が大きな力となります。日本大会の成功の為に、是非一緒に行動しませんか。
ボビンレース・ニードルレース国際組織「OIDFA」は様々な国籍の熱烈なレース愛好家達の夢の為に設立されました。そして、この特別な芸術の分野で固く結ばれているのです。国境などというものは存在せず、芸術的なアイディアや技術的知識が自由に行き来するのです。
夢の一つは、お互いをオープンにして集まり、友達になって、知識や技術を分かち合うことです。もう一つは、欧州における何千という慎ましやかな(貧しい)レースメーカー達が、4世紀にも渡って作ってきた作品の価値を再認識することです。レースは移民、キリスト教の布教、あるいは低賃金の労働者の需要などで、各地に散らばっていきました。
今日、生活の為にレースを作る人は最早いません。レースという工芸を愛して止まない人がレースを作っているのです。
2003年、OIDFAは20周年を迎えます。年4回の機関誌は、30以上の国々に英語と仏語で発行されています。そこでは、世界に於けるレースの歴史、芸術的・技術的な進歩を取り上げてきました。また、世界レース大会が2年ごとに開かれ、毎回異なった国が世界に門戸を開いています。何百ものレース愛好家が(あるものはレースを収集し、又あるものは単にレースを見るのが好きなだけ、という人も含めて)数々の素晴らしいレースが展示されている、とても貴重で特別な環境下で友好を温め合うのです!
OIDFAは小グループによる研究や、企画を奨励しています。テーマや課題は会員自身が提案し、研究結果及び成果に関しては、機関誌あるいはOIDFAの他の雑誌等で発表されます。OIDIFAは世界中のレースメーカーの交友を取り持つ組織であり、全てのレースメーカーがこの組織の会員になることができます。会員になる為に、工房や学校に属すことは必要ではありません。OIDFA Home Pageにアクセスして下されば更に詳しい情報を入手できます。
あなたも、私達大家族の一員になってレースに対する親交を温めませんか?
2003年8月
Organisation Internationale de la Dentelle au Fuseau et à l'Aiguille
フランス語の頭文字を取って(英語表記では The International Bobbin and Needle Lace Organisation)